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英語クッキングの基礎!英語レシピで知っておくべき5つのポイント【サンプル付き解説】

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英語レシピの読み方5つのポイント

その1)材料リストの順番が日本のレシピとは反対

英語のレシピと日本語のレシピの最大の違いは、材料リストの順番です。英語レシピでは、何カップとか、何個とか、分量が先で、食材の名前がその後に続きます。

日本語レシピのように、材料名が先に挙げられていれば、材料リストの各行の冒頭だけを縦に流し読みすれば料理に必要な材料が即座に把握できるのですが、英語レシピはそうはいきません。

一行ずつ、左から右に。「英文としてレシピを読む」ことになります。とにかく分量が先なのです。

その2)分量は体積のみ。重さはあまり使わない

英語圏とされる国は世界で50ヶ国くらいあるので、これはアメリカの英語レシピについてですが、重さではなく、体積で分量表示されていることが多いです。

液体も、粉ものも固体も計量カップや計量スプーンで測るだけなのが家庭向け料理本のレシピでは、主流。料理用の秤は、英語では、〈kitchen scale キッチン・スケール〉や〈food scale フード・スケール〉といい、家庭用として特に珍しい物ではありませんが、なくても困りません。

アメリカのレシピでは、デザートやパンなどベーキングやデザートに多いですが微妙な誤差を許さないハイレベルなレシピでのみ秤を使います。

計量カップやスプーンではかると、厳密に言うと、湿度や、粉の粗さ、また、きっちりとすり切りにできているかどうかなどによって、粉ものは特に誤差が出やすいので、重さで書かれたレシピの方が再現度は高いです。

そういうデメリットがある一方、秤の細かい数値をきっちりあわせる神経を使うことなく、計量スプーンと計量カップだけで作る。つまり、なんか、すくってるだけで準備ができてしまうシンプルさが、アメリカの料理の醍醐味と思います(笑)

その3)計量カップの大きさが違う!

日本では、1カップ = 200 mL*
アメリカは、1カップ = 240 mL*

*英語レシピでミリリットルは、mlと書くとアルファベットのエル l が、数字の 1 と紛らわしいので、ウェブサイトでは、大文字のLを使うことがよくあります。このサイトでも、そうしています。

これを知らないでアメリカのレシピを日本で作ると、当然のことながら、かなりの確率で、困った出来上がりになってしまいます。

その4)ミリリットル、グラムなど、馴染みのある十進法の単位は使わない!

アメリカは、世界がメートル法に移行したにもかかわらず、まだ独自の重さ、体積、長さの単位を使っています。日本でいうところの、尺貫法のように元々体のサイズを基準にした単位のため、十進法ではありません。1パウンド=16オンス、1ガロン=4クウォート、1フィート=12インチ等など。いろいろありすぎて、アメリカ人でも違う単位間で換算となると戸惑うありさまです。

種類も多いので、英語で料理をするにあたって避けては通れない計量の単位については『英語レシピに登場する単位の全て【保存版】パウンド、オンス、パイントとは?』にまとめましたので、そちらをご参照下さい。

その5)分数を使う。小数は出てこない!

日本では、1.5カップとか、小数を使うのが普通ですが、アメリカの英語クッキングでは、1 1/2 cups (読み方はone and a half cups)と分数が頻出します。

なので、日本では200mLの計量カップ1つを使いますが、アメリカは1カップが240mLなので、それを最大サイズ1として、1/2カップ、1/3カップ1/4カップのセットがミニマムなセット。間のサイズ、3/4カップ、2/3カップが含まれているセットもあります。

計量スプーンも同様。大さじ1、小さじ1、小さじ1/2、小さじ1/4がミニマム。大さじ1/2や、小さじ1/8が含まれているセットもあります。

英語レシピの読み方をサンプルで解説

では、レシピのサンプルを見てみましょう。

英語レシピの読み方解説

英語レシピの読み方解説

毎回出てくる単語は、〈yield イールド (できあがりの量)〉、〈servings (〜人分)、〈ingredients (材料)、そして、〈Tablespoon テーブルスプーン (大さじ)〉とか、〈teaspoon ティースプーン (小さじ)〉とか、〈cup カップ〉などの分量を表す単位、そして個々の材料名。

yield のところは、レシピによって serving size: serves 6 (できあがり:6人分)とか、makes 10 servings (10人分)などと書かれることもあります。

レシピは書く人によって多少フォーマットが違ったりするけど、だいたいこんな感じで、料理名のあとに、その料理についての説明とか、エッセイ風の料理本だと思い出話やエピソードも書かれていたり。

そして上記にあるような材料リストがあって、次に〈preparation プリパレーション、procedure プロセデュア (作り方)〉の説明文、または箇条書きの文章がきます。

アメリカの料理本は、システマティックに、料理の作り方手順が説明されている、とにかくレシピありきの実用的なものもあれば、作れる構成にはなっているけど、著者の料理にまつわるエッセイや思い出話などのエピソードが盛りだくさんのものも多いです。

最低限レシピ部分だけ参考に、実際に作るために洋書の料理本に触れるもよし。料理が好きだから、レシピ本を「読む」ことで英語を勉強するもよしですね^^

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